ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2021.11.04

美肌への、はじめの一歩!

11月です。

毎度毎度ですが、時間がたつのが早すぎます。

真子さまと小室氏の結婚を機に、「1日=20時間」に変更されたんじゃないかというくらい、日々が過ぎていきます。

一般診療外来は、コロナワクチンとインフルエンザワクチンとその他診療ご希望の方々で、てんやわんやです。

こちらのコンビ写真にビリビリとくる方は、推定年齢50歳以上の美容皮膚科に通院絶対必要な世代の方に違いありません。

減量した軽部アナウンサーと眼鏡かけた竹中直人じゃありませんよ。念のため。

 

 

そんな中、比較的美容皮膚科外来は落ち着いております。

空前の「コロナ美容ブーム」も落ち着いてきた感じがあります。

しかしながら、美容はブームで終わってはいけません。

私たちの身体とお肌の老化は、一時のブームではなく、しっかりと毎日着実に進んでいく性質のものです。

止まることはありません。

それに抗して「お肌時計」の針を遅らせるには、絶え間ない日々の美容ルーチンをつづけることが大切です。

「ローマは1日にしてならず」ですし、「老婆にも、1日ではならない」のです。

1日の老化はわずかでも、ほったらかしの日々を重ねることで、徐々に確実に「老化」は形となって容赦なく私たちに現実を突きつけます。

「もう少し進んだら」とか、「ちょっともったいないから」という理由で、後回しにしているうちに「えらいこっちゃ」状態になっている方を私はたくさん見てきました。

月数万の投資で、女性としての喜びが手に入るのなら、コツコツと美容医療を続けてみてはいかがでしょうか?

おそらく、そのくらいの投資で明日のごはんが食べれなくなる状況の方は、そもそも美容になんて興味がなく、このブログさえも読まないでしょう。

このブログを今読んでいる方は、「美しくなりたい」「きれいな肌でいたい」「若々しくいたい」と少なからず思いを強くされている方でしょうから、私はそのような皆様に強く心に刻み込んでもらいたい言葉があります。

「継続は力なり」

シンプルです。

この上なくシンプルです。

でも、真理です。

 

「ちょっとやってみたけど、効果があまりわからないので、続かない」

40歳以下のお若い方は、それはそれでしばらくは大丈夫です。

ですが、40歳以上で老化のスピードが上がってくる方は、まず初期投資をしっかり行い、自分自身と相性のよい施術を見分ける必要があります。

美容医療も「医療」です。

全てのかたに「100点」をもらえることは、到底あり得ません。

ですから、毎月1回は何らかの美容施術を受け、それを1年から1年半ほど続けてみてください。

何が自分にとって良いのかわかってきます。

もちろん最初から何をやったらいいのかわからない方がいらっしゃると思います。

そのような方へのお勧め施術ベスト5を挙げてみましょう。

 

第1位:HIFU➡ウルトラセルQ+(シンデレラハイフ)

第2位:RF(高周波)治療➡インフィニ・ハイブリッド

第3位:フォトフェイシャル➡SR(フォト治療+RF)

第4位:ロングパルスYAGレーザー➡ピコトーニング、デュアルピール

第5位:ダーマペン4+成長因子(エクソソームなど)

 

第1位のHIFUは、もうアンチエイジング美容医療には欠かせないものになってきました。

多かれ少なかれ女子の肌はたるんできますから、HIFUでコラーゲン増生とSMASの引き上げを少しずつ行っておく必要があります。

「たるみはたるみを呼ぶ」という、美容ことわざがあります。

たるみは予防が大切です。

HIFUの元祖といえば、「ウルセラ」です。

当院でもこの5年間、HIFUの主役として頑張ってもらいました。

ですが、今では主役の座を「ウルトラセルQ+」に譲り、倉庫の奥で眠ってもらっています。

やはり、効果はあるけど「痛すぎ」「高すぎ」なのは、否めません。

当院では痛み対策として、静脈麻酔も取り入れておりましたが、施術者側の負担大きいのでこの9月をもって、ウルセラ治療を終了としております。

先端に付けるカートリッジもかなり高額な割には、いまだに不具合発生率が高いので、どうにかならないかとメーカー側にクレームを伝えていましたが、アメリカ製なので「ノープロブレム、ドンマイ、ドンマイ」と言われたら、それで終わりです。改善する気などこれっぽっちもなさそうです。

 

 

 

 

そして、そのかわり主役に抜擢されたのが、韓国はジェイシス社製「ウルトラセルQプラス」。

当院では9月末まで「初めてのシンデレラハイフ、キャンペーン」を行っておりましたが、そこで使用するHIFU機器がこの「ウルトラセルQプラス」です。

以前のブログでも書きましたが、ウルセラの欠点を改善して、機器の値段も消耗品であるカートリッジの値段も安くしてます。

そのため、施術の値段もウルセラの3分の1ぐらいに抑えることができます。

「痛くないHIFU」として宣伝しているクリニックもありますが、それはパワー調整が幅広く、細かくも設定できるということだけです。

ウルセラ並みのパワー設定にすれば、近い効果を出すこともできますが、それはそれで「痛すぎ」です。

程よく痛み、程よく効果がでて、なによりもこれから先も「続けれらる」気になる、ということが大切です。

美容医療は「継続」ですが、「痛すぎ」「高すぎ」では、多くの方は続けられません。

ウルトラセルQプラスでは、その方の痛みの「閾値」に併せて、我慢できるギリギリのラインでの調整で、最大効果を出すことができます。

 

一回600ラインで8万円の施術を半年に1回受けてください。

一月にして、14000円ちょっとです。

これを高いと思う方は、残念ですが自然な老化を粛々と受け入れてください。

「他にも使うことがあるから、、、」という方は、それでOK。物事には優先順位があります。

幸いにも、美容医療に投資できる気持ちとお金の余裕のある方は、HIFUを必ず受けてください。

もちろん、お顔立ちによっては引き上がるよりも、「痩せ顔」になってしまうこともありますので、すべての人に同じように施術するわけではありません。そのあたりの問題をクリアするには、理論と実践を身につけたドクターによる施術が望ましいと思います。

 

というわけで、再度やります!

今度は、初めての方も、何回目かご経験の方も、LINEお友だちであれば、すべての方が対象です。

シンデレラハイフ600ライン 税込88,000円⇒税込66,000円(25%オフ)

12月末までの施術をお受けになることができる方に限ります。

先着20名様限定です。

施術時にLINEで飛んでくるクーポンを受付にご提示ください。

 

さらに、施術を受けられた方全員に、

来年4月末まで有効で何回でも使える、「ゼオスキンヘルス20%オフクーポン」もプレゼントいたします。

 

前回、キャンペーン価格を逃した方も、今回はがっちり受けてください。

ゼオスキンヘルスが初めての方も、この機会にトライしてみてください。

 

第2位から第5位については、またの機会に。

次回は、ゼオスキンについて、初心者の方にもわかりやすく解説いたします。

・・・って、前回も最後に書いてましたね。

すんまそん、トマソン、MAISONdesはヨワネハキ。

(これがわかる人は、10代のJKとも話ができるかも。わからん人は、GOOGLE先生に聞け!!)

娘たちみたいに、綺麗にデコれんわ。

2021.07.10

シンデレラハイフって何???

おまたせしました。

おまたせしすぎたかもしれません。

平成最後のマルチプレイドクター、なんでもやります、溝口です。

 

いよいよ今回は、「シンデレラハイフ」についてのブログです。

 

HIFU(ハイフ)という言葉が徐々に市民権を得てきておりますのは、皆様ご存知の通り。

どう考えても「リフトアップ、いらんやろ」と思える20代女子たちも、「ハイフやりたい!」と声高に叫んでおります。

HIFU(High Intensity Fofused Ultrasound:高密度焦点式超音波)の詳細は、いろいろな先生がYOU TUBEで解説してますので、ここで詳細の説明は致しません。(知りたい方はこちら➡ドラゴン細井先生の解説

 

当院にはHIFUマシンとしては、①ウルセラ、②ウルトラセルQプラス、の2台があります。

ウルセラはHIFUマシンの元祖と呼ばれるもので、発売から10年以上が経過しておりますが、その効果をいまだ超えるマシンがないのも事実で、根強いファンの方が多くいらっしゃいます。

ですが、ハイパワーゆえに施術時の痛みがハンパないので、当院ではほぼ全例、静脈麻酔下で行っております。

このウルセラの成功に、「柳の下のドジョウ」を捕まえる如く群がったのが韓国のレーザーメーカー達です。

これまでに数々のジェネリックマシンが世に送り出されております。

日本では、ウルトラセルQプラス、ダブロゴールド、ソノクイーン、ウルトラフォーマーⅢがその名を知られることになりました。

このうち、「ウルトラセルQプラス」は、最も日本国内で販売台数が多く、最もメジャーな存在になっております。

(裏話ですが、このウルトラセルQプラスを販売しているジェイシスという会社の社長夫人は、日本の方です。そのため日本には特別価格で販売したそうです。トリビア~)

元祖HIFUのウルセラに比べ、低価格の器機代金と消耗品であるため、施術代金そのものを安くして提供できるのが最大のメリットです。

当院でも、ウルトラセルQプラスはウルセラの半分以下の価格で提供しております。(600ラインで税抜き80,000円)

ウルセラにないメリットはもう一つあります。

それは「細かいパワー調整が可能で、受ける側の我慢できるギリギリの強さで施術ができる」ことです。

残念なことにウルセラは4段階しかパワー調整ができず、しかもマックス以下のパワーで施術すると効果が出にくいのです。

(そのため、痛みに弱い人はしらふでウルセラを受けると拷問級の仕打ちを受けることになります。)

 

そうなると今、巷で圧倒的に支持されるのは、おのずとウルトラセルQプラスになっていきます。

値段と痛みの障壁を取っ払い、お気軽にHIFUを受けることができる時代になったのは、ウルトラセルQプラスのおかげであります。

 

しかし、ここには大きな落とし穴が一つ。

それは「痛くないHIFU」としてご紹介しているクリニック様がいらっしゃることです。

基本的に「痛くないHIFU」は、重力に反して皮下組織をリフトアップするほどの組織変性を起こさせません。

あるドクターがYOUTUBEで、「当院のHIFUは、以前の機種(ウルセラのこと?)と比較して、痛みがなく、皮下の組織に火傷をつくることなく、熱でケミカルメディエーターを発生させて、引き締めます」と言っておりましたが、まさしくこれは「引き締め(タイトニング)」であって、「引き上げ(リフトアップ)」ではありません。

痛みのない程度の熱を皮下組織に加えることでも、脂肪細胞を破壊し、線維芽細胞を刺激してエラスチンやコラーゲン増生が期待できますので、いわゆる「引き締め(タイトニング)」はできると思います。(なので、緩いハイフは3か月おきの施術が必要ということになります。結局年間コストかかります。)

ただし、その程度では「引き上げ(リフトアップ)」の効果は限定的です。

20代から40代前半の方で、たるみが少なく、若干脂肪の多い方に「痛みのきわめて少ないHIFU」を行うと、リフトアップというよりもタイトニング効果が現れ、スッキリした感じになっているのだと思います。

それはそれでよいのですが、タイトニングよりも本気でリフトアップを狙うには、皮下組織をしっかり焼灼して縮めていかないと効果は出ません。

ですから、当院では「痛みの極めて少ないHIFU」ではなく、「痛みを我慢できるギリギリのところまで照射して、高いリフトアップ効果をねらっていくHIFU」を目指しております。

という理由で、4.5㎜のカートリッジでは、メーカー推奨よりも1.5倍のパワーからスタートしております。

もちろん、痛みの程度をお聞きしながら、私が微調整しながら照射しておりますので、ご安心ください。

そして、リフトアップでなく、タイトニングや脂肪減少をご希望の方には、痛みのほとんどない「インフィニ・ハイブリッド」や「ウルトラセルQプラス・リニアファーム」をお勧めしております。

 

最近ジェイシス社は、さらなるHIFU普及を目指して、この「ウルトラセルQプラス」というネーミングをちょっと変更して、

「シンデレラハイフ」

と名付け、ドカーンとキャンペーンを始めております。

うん、こちらの方が覚えやすいですね。

 

この「シンデレラハイフ」には、ダブルミーニングがあると思ってます。

一つは、「シンデレラのように、綺麗に美しい顔と身体をパッとお創りいたします」というメッセージ。

もう一つは「シンデレラのように、最初はひどい仕打ち(痛み)を受けても、最終的にはきれいに幸せにいたします」というメッセージ。

「ウルセラは痛すぎ、高すぎで受けるがしない、でもちょっと痛みを我慢して、綺麗になれるなら、私、頑張る!!」と思える方、お待ちしております。

もちろん、他院様と同じように、「タイトニングでもよいから弱めにして下さい」という方も、遠慮なくお越しください。ご希望にあわせて、施術いたします。

 

それでは、皆様、お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。

「初めてのハイフ」キャンペーンやります!!(~9月30日までの施術分まで)

初めて当院で「シンデレラハイフ(ウルトラセルQプラス)」を受ける方限定です。

通常、600ライン80,000円のところ、20%オフの64,000円(税抜)、400ライン60,000円のところ、20%オフの48,000円(税抜)

(注:クリニックポイント、LINEポイントは使用不可です。10%ポイント付与もございません)

皆様、お電話お待ちしております。

 

2020.01.05

2020年は、ボディシェイピング施術に注目です。

あけましておめでとうございます。

いよいよ2020年も始まりました。

ですが、あまりに時間経過のスピードが速すぎて、年末年始の感覚が薄めです。

さて、昨年のブログでもご報告の通り、今年のみぞぐちクリニックは通常の美容医療に加えて、さらに「部分痩身」に注目していきます。

30代の若年世代はもちろんですが、とくに40代半ば以降にフェイスラインとボディラインがぼってりしてきた方に是非トライしていただきたいと思っています。

「部分痩身プロジェクト2020」に使用するマシンは、以下の4つです。

①顔(頬・あご)の部分痩身・・・・・ウルトラセルQプラス 「リニア」

②腹部、二の腕、ふくらはぎ、臀部(ヒップアップ)・・・・エムスカルプト

③腹部、背部、太もも、二の腕・・・・ヴァンキッシュME

④セルライト・・・・セルトーン

 

いつものように、さっそく院長自らが体験して、効果を実証していきます。

まずは、ウルトラセルQプラス「リニア」。

正月早々、クリニックに赴き、、バシバシ打ち込んできました。

カートリッジに「Linear 4.5」との表示。

通常のHIFUとは異なり「リニア=線状」に照射されますので、周囲へ熱が放散しやすく、痛みも和らぎます。

 

私の場合は、マーラーファットとバッカルファットが最近目立ってきました。

顎下の脂肪は相対的には少ないので、今回は照射はしません。

集中的に、片方200ラインずつ、計400ラインを打ち込みます。

通常の4.5㎜カートリッジで打ち込むよりも痛みは格段に少ないです。

メーカー推奨は、0.4~0.7ジュールですが、痛みに強い私は0.9ジュールまでアップさせて打ち込みました。

今回は「追加照射」として、通常の3.0㎜カートリッジで1.2ジュール(こちらも通常は0.7ジュールがスタンダード)200ラインを照射しました。さらなる脂肪減少とリフトアップが期待できます。

さらにさらに、1.5㎜のカートリッジで200ラインも照射。いわゆる「ハイフシャワー」的な打ち方で表皮に熱を加え、ハリを引き出します。

 

 

通常は、この「リニア」での治療を2週間に1回の間隔で行うと、効果が実感しやすいと思います。

術後は、熱による浮腫が若干のハリをもたらしますので、メーカーがよく言う「即時効果」がみられますが、これはHIFU治療の本質ではありません。

脂肪細胞のアポトーシス(壊死)もすぐには起こりません。

1~3か月かけてじわじわと進みますので、最大効果がみられるのは3か月後です。

ん?、これって、HIFU治療でリフトアップがみられる経過と同じですね。

私の考えるに、HIFU治療ではSMAS層への照射は確実にリフトアップにつながります。

しかし、それ以外の部分(真皮と皮下組織層)では、コラーゲンとエラスチン増加および脂肪細胞減少によるものが効果の主役ではないかと。

実際に組織が短縮してリフトアップに貢献している部分はSMAS層に限られているのではないのでしょうか???

最近では、HIFU治療の経験の多い先生は、4.5㎜のカートリッジではSMAS層のみ照射するようですし、この考えはおそらく正解なのでしょう。

HIFUと一緒にサーマクールなどのRF(高周波)治療を併用すると効果がアップすることからも、これは納得がいきます。

 

よって、40代以降のボッテリとした脂肪ををスッキリと減らすには、「HIFU」と「RF」の組み合わせがベストといえます

(この場合、リフトアップはおこないません)

当院においては、HIFU機器は「ウルトラセルQプラス・リニア」、RF機器は「インフィニ・ハイブリッド」を下記の要領で使用します。

①インフィニ・ハイブリッドでRF(高周波)を頬・あご下などの脂肪の多い部分のみ照射。

②ウルトラセルQプラス3.0㎜のスタンダートカートリッジで脂肪の多い箇所を左右それぞれ50~100ラインずつ計100~200ライン照射。

③ウルトラセルQプラス4「リニア」カートリッジで脂肪多いところを左右100~150ラインずつ計200~300ライン照射。

 

全行程30分ぐらいで済みますし、ウルセラよりも痛みが少ないので、施術の敷居を低くさせてくれます。

名付けて「ウルトラセル・ハイブリッド」!

、、ってそのままですが。。。

2020年から正式なメニューに加えています。

通常のウルトラセルQプラスでは400ラインで60,000円がスタンダード料金です。

他のクリニックではなかなか受けることのできない治療ですし、ぜひ効果をご体感ください。

 

次回は、いよいよエムスカルプトです。

2019.10.30

「美、けがれなく、道、険し。」

ラグビーワールドカップの日本代表の活躍、素晴らしかったですね。

4年前のワールドカップの時は「お、なかなか日本もやるやん!」みたいな感じでしたが、今回は「おお、日本めっちゃ強いやん!」に変わりました。

私も大学時代は超弱小ながら、医学部ラグビー部に所属しておりました。当時はスタンドオフ(日本代表の田村選手と同じポジション)を担当してましたが、スクラムの時点でつぶされてなかなかボールが回ってきませんでしたねー(苦笑)

週に3日しか練習しない弱小チームとは言えど、当時の練習は滅茶苦茶つらかったのを思い出します。

今の日本代表選手たちも、文字通り「死ぬほど」練習したそうですね。260日間の合宿なんてスゴすぎます。

個人個人のスキルが格段にアップしているうえに、かなり持久力がついていることに驚愕しました。

何かを成し遂げようとするときは、時間と費用をかけ、さらには痛みと苦しみを受け入れないとダメですね。

「目的を定めて、やるべきことを粛々と行い、痛みと苦しみに耐え、失敗に気づけば修正し、レベルアップしていく。」

そこには、中途半端な言い訳は存在しません。

これは誰しもできることではありませんが、私自身は自分の好きなフィールド内ではこの姿勢を常に持ちたいと考えています。

その一つが「美容医療」であることは間違いありません。

自分の判断、スキルがお客様・患者様の体に赤裸々に現れます。

私は神のような魔法は使えませんし、人それぞれ治療に対する反応が違います。

そのため十分な成果がでず、失望される方も少なからずいらっしゃいます。

少しでも成功確率をあげるため、メーカーから与えられたマニュアル通りではなく、オリジナルな方法を経験的・理論的に考えるようにしています。

少し前まではエキスパートの先生方のレクチャーを聞きまくり、その通り模倣していましたが、実践しているうちに「あれ、こっちの方がいいんじゃないの?」みたいなところに気づくこともあります。

医療の世界、ことに美容医療の世界は「昨日の常識は、今日の非常識」的なところもあったりしますので、常に柔軟な思考が必要だと思っています。

何が本物で、何が偽物か?

メーカーの美辞麗句に惑わされることなく、有効治療法をしっかり見極めていく能力を磨いていかなければなりません。

 

さて、そういう観点から今もっともお勧めの治療をセレクトしてみます。

1)しみなどの色素沈着に対して

ピコトーニング・・・紛れもない色素治療の王道になりつつあります。特に当院で採用している「ピコウエイ」は逸品です。ポイントはメーカー推奨の1.5倍のパワー設定で、2倍以上のショット数で照射すること。色素も薄くなり、肌質も改善します。従来のナノレーザー(当院ではルートロニック社のスペクトラ)の出番は全く必要ありません。

SR・・・旧オーロラ。イープラスのアプリケーターの一つで、フォトフェイシャルとRF(高周波)を組み合わせています。薄い色素沈着にはあまり効果はありませんが、月1回ペースで長く続けていると、少しずつの累積効果で色白でプルプルしたお肌になります。人によってはフラッシュライトの熱感が辛く感じることもありますが、コストパフォーマンスが高い治療です。

2)シワ、肌のテクスチャー改善など

ピコフラクショナル・・・ピコレーザーを1点だけでなく複数の格子状に照射して、表皮~真皮浅層まで熱焼灼することで、そこからの治癒機転による肌の新生を促す治療です。従来の炭酸ガスフラクショナルレーザーより、作用は弱いですが、ダウンタイムが短いのが利点です。回数をかけることで徐々に滑らかな肌質に変えていきます。

ダーマペン4・・・複数の針で表皮に微小な傷をつけて、肌の再生を促します。フラクショナルレーザーとの大きな違いは、熱を使わないのでダウンタイムが短いこと。真皮まで針で穴をあけることができるので、いわゆる「ドラッグデリバリーシステム」の一つとして使えること。逆に言えば、ただ穴をあけるだけでは効果は限定的でフラクショナルレーザーより弱いため、同時に成長因子、コラーゲン増殖因子などを入れなければ本当の意味がないと思われます。当院では、成長・コラーゲン増殖因子として「アムニオジェニックス」「PCL」などの製剤をセレクトしています。

マッサージピール・・・ピーリング剤ですが、表皮のピーリング作用はそこそこで肌がつるっとするレベルで収まってくれます。日本人にはちょうど良い感じ。主成分のTCA(トリクロロ酢酸)が真皮以下に浸透するように特殊調整されているので、コラーゲン・エラスチンも増えてきます。何よりもお手軽な感じが良いです。当院では1回のコストもお安めです。最近では、ダーマペンとの併用で効果がアップするとのことで、実践されている先生もいらっしゃいます。

ボトックス&ヒアルロン酸・・・表情ジワにはボトックス、刻み込まれた深いしわ(額・法令線)などにはヒアルロン酸です。即効性が期待できます。皆さんが考えるほど、不自然になりませんし、むしろ少量ずついれることで自然で若々しい状態を維持できます。ヒアルロン酸は、注入後に溶かすこともできます。芸能人でパンパンな顔になっている人は、その顔が気に入っているからです。常識的なセンスあるドクターならそんな不自然なほど注入しませんので大丈夫です。

3)たるみ、もたつき

ウルセラ・・・説明不要のHIFU(ハイフ)最高機種。いまだにウルセラを超える機種は開発されていません。消耗品であるカートリッジが異常に高いので、施術値段をさげることができない施設が多いのも事実。半年~1年の間隔で行うとかなりのリフトアップ効果が期待できます。痛みに弱い人のため、当院ではプロボフォールの麻酔で完全に眠ってもらって施術をすることもできます。

ウルトラセルQプラス・・・ウルセラのジェネリック版HIFU。韓国のトップメーカーの一つジェイシス社の製品。カートリッジの値段がウルセラの半分以下の程度なので、ショット数を倍にできる。超音波集簇による焼灼点がウルセラより小さいので、同じパワーで比較するとウルセラより痛みは少ないです。もちろん効果は劣ります。その点を考慮したのか、最近のソフトのバージョンアップでは、出力の上限値が上がりました。そして、脂肪減少を狙った新しいカートリッジも発売されました。こいつはあご下の脂肪に効果が期待できそうです。

インフィニ・ハイブリッド・・・いわゆるフラクショナルRF器機の一つ。RF(高周波)で真皮および皮下組織の引き締めます。脂肪が少なくなり、皮下組織および支持じん帯がしっかりしてきます。ハリのある小顔効果が期待できます。。導入当初は、あまり期待してなった機器でしたが、今では当院で最も活躍する頼もしいやつです。まぶたの上にも照射できるので、「眼が開けやすくなった」との評価されることも多い器機です。

4)お肌全体の老化防止、しみもたるみもシワも全部

トリニティプラス・・・3つのアプリケーターで、しみ、しわ、たるみを全部ケア。お肌の基礎工事用。これだけでも毎月続けているとかなり効果あります。

ボトックス&ヒアルロン酸・・・前述のとおり、少しずつ入れておくことで、かなりの効果を期待できます。

③上記の機器や施術の組み合わせを月々交代で・・・トリニティプラスでは不十分、もしくはコストをかけてもいろいろやってみたい方は、隔月で上記の機器を交代で行っていくことも有効です。

たとえば、ピコトーニングとインフィニ・ハイブリッドを交互に受けると、しみ・くすみとたるみの両方への対策となります。ボトックス、ヒアルロン酸はむしろ必須かもしれません。

 

そして何よりも、忘れてはいけないこと。

「効果を信じて、愚直に、あきらめないで施術を続けて受ける。」

ずっと、続けてらしゃる方は、やはりきれいです。

ラグビー日本代表のように、ハードな練習の向こう側に大きな成果が待っています。

「美けがれなく、道険し」

さあ、4年後とは言わず、1年後に素晴らしい変化を遂げるため、はじめの一歩を踏み出しましょう!

みぞぐちクリニックは、さまざまな施術器機、ドクターズコスメを取りそろえて、皆様の「美活」のお手伝いをさせていただきます!

2019.06.13

アラガン社のヒアルロン酸注入セミナーに参加してきました。

6月9日(日)の夕方5時から、アラガン社主催のヒアルロン酸注入セミナーに参加してきました。

新しくラインアップに加わった、「ボルベラ」のプロモーションもかねての開催です。

講師は、名古屋の「ラ・ベール ミラクリニック」院長の新井根洋先生。

こちらはヒアルロン酸注入専門クリニックといって良いくらいの施術件数を誇る素晴らしいクリニックです。

 

(クリニックのホームページから拝借いたしました。)

なんとなく、私と似ているような・・・・10歳以上年下の先生ですが、妙な親近感がわきます。

 

 

写真撮影禁止なので、こんな写真しか残せませんが、かなり中身の濃いレクチャーでした。

アラガン社のジュビダームシリーズの新製品、ボリューマ、ボリフトそしてボルベラを使用した、TFT(トータル・フェイシャル・セラピー)について、モニター患者さんに実際に施術をしながらの、レクチャーでした。

おなじみのMDコードへの注入に加え、額、鼻、口唇、そして輪郭形成の手技を目の前で披露してくださいました。

 

うまい先生の手技をナマでみることは、自分自身の手技の正誤確認と、新たな手技の取得に非常にプラスになります。

しかしながら、今回の施術で使用したヒアルロン酸の本数はすごかった。

前述のように、顔全体に注入しましたので、全部で17本!!

ラ・ベールミラクリニックでは、1本(1㏄)が10万円だそうですから、総額170万なり!!

こんだけ入れたら、顔がパンパンになってそうですが、さにあらず。

最近は、皮膚から深い位置の骨膜上に土台を作り、支えるような注入法を行うことが多いので、非常にナチュラルな仕上がりです。

でも、うちのようなヒアルロン酸初心者の方が多くいらっしゃるクリニックでは、こんなわけにはいきませんね。

使ってもせいぜい5~6本まで。

最高でも30万前後ぐらいが、1回での支払い料金です。

「他の部分にも入れたら、もっといい結果になるのになぁ」と思いながらも、「これ以上コストはかけられん!」となって、70%ぐらいの達成感で終わることもたびたび。

でも、満足度は個人個人異なりますから、「ちょっとだけ、変わればそれでいい」というご希望もOKです。

何よりも、少しでもヒアルロン酸を入れることで「たるみの予防」になります。

大きく変化がなくてもよいので、ちょっとだけヒアルロン酸を入れておくだけで、肌のツヤがよくなり、重力による下垂から皮膚が伸びてたるむことを予防するのです。

「ヒアルロン酸は怖い!!」という意識から、もうそろそろ卒業する時代ですね。

当院では、厚生労働省認可のヒアルロン酸「ジュビダーム ビスタ」シリーズを使用しております。

 

安全性と品質を保証されたヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸は各社使いましたが、いまのところこの製品が最も使いやすい印象です。

ボトックスと合わせて使用すると、非常に効果を実感していただけると思います。

 

 

そして、私はウルトラセルQプラスの一人打ちにいそしみます。。。。たるみきる前に予防が必要ですね。

2019.01.06

ニトリじゃないけど、「お値段以上」の存在を目指して

1月より、いよいよ「ウルトラセルQプラス」がメニューに加わりました。

まだHP上では料金表しか載せてませんので、詳細についてはブログ(12/16のプログ参照)でのご紹介のみとはなりますが、ご予約可能になっております。

HIFU治療である点はウルセラと全く同じですが、痛みの実感が弱めということです。

全くの無痛ではありませんし、効果も一発どっかーんのウルセラに比べると落ちますので、あくまでも、「ウルセラ高すぎ、そして痛すぎ、でも静脈麻酔で意識とばしての施術はなんだかイヤ。それでも引き上げマシン治療やりた~い」的な、女子達のニーズを満たすと思われます。

メニュー表を見て頂いてお分かりいただけるように、当院では料金のわりにはかなり照射ライン数を多めに設定しております。

これは、「ライン数が多いほど、効果は上がる」という極めて当然な理論に即したものです。

あとは、「ライン数が多いほど、もうけは減る」というこれまた当たり前の理論がありますので、どこまでビジネス的に許容できるかです。

ちなみに、天王寺のTクリニック様のキャンペーン価格が、当院の標準価格とほぼ同じでした。

まずは、皆さまにご体感いただけるように、LINEお友達キャンペーンはぶち込みますので、スマホのお知らせチェックよろしくです。

 

それと、まだメニューには登場させておりませんが、「HIFUシャワー」なるものを予定しております。

すでに、他社HIFU機器「ウルトラフォーマー3」を使用したクリニック様で「HIFUシャワー」のメニュー設定がございます。

これは、1.5㎜の浅い層にのみ超音波を「シャワー」のごとく打ちまくり、「引き締め&美肌」を「施術後すぐに」発現させる治療です。(詳細はこちらを参照

ウルセラでは、消耗品であるカートリッジの1ラインあたりの単価が高すぎるので、効果がでるまで打ちまくると「高すぎ~!」な料金となってしまいます。

その点ウルトラセルQプラスは、1ラインあたりの単価がウルセラの数分の1ですから、存分に打ち込めます。

現時点では、顔全体に打ち込んで3万前後を予定しております。(これでも、銀座価格の3分の1です!東京バブルおそるべし・・・)

 

そして、もう一つのお知らせ。

1月から施術料金を改訂しております。

4年間「低料金・高品質」を謳い頑張ってきましたが、様々な大人の事情もありまして、若干の料金アップとなっております。

その料金上昇分は、最新レーザー機器への投資となり、さらなるレベルアップへ繋がります。

美容皮膚科のコマ数が少ない当院で、東京レベル、大手美容皮膚科レベルの機器を揃えようとすると、現在の料金体系では十分な余剰資金が生まれず、頭打ちとなり、古い治療しかできなくなります。

「コストパフォーマンスの高さ」で当院を選んで頂いていた皆様には、大変申し訳ないのですが、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

すでにご予約、ご契約いただいておりますお客様は旧料金での施術となります。

新規のご予約およびご契約につき、新料金の適応となりますので、ご了承くださいませ。

 

そうは言っても、当院の施術内容は他院様と比較し、コストパフォーマンスは高い位置にございます。

さらに「お値段以上」の存在を目指して、努力していきますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。