ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2019.01.02

新年に「美容医療とはなにか」をマジメに考えてみた。

新年、あけましておめでとうございます。

昨年は、レーザー機器を4台も購入しました。
うちインフィニ・ハイブリッドは超絶な人気を博して、当院の人気トップメニューとなりました。

もちろん、美白治療の定番であるライムライトをはじめ、トリニティプラス、デュアルピールなどもお気に入りの上位に入っております。
また、リフトアップマシンのウルセラは、コンスタントに人気がございます。
などなど、合計10台の機器を駆使して、なんとか皆さまのお役に立つことができました。

 

開業して5年、美容皮膚科を立ち上げて4年。
当院の理念をそのまま法人名の「癒美会(ゆうびかい)」に投影し、「癒し」と「美しさ」を皆様に提供するように、努力してまいりました。

なぜ、私は美容医療を始めたのか?

保険診療だけで、経営的には十分であるはずなのに、なぜ「美容皮膚科」という、ある意味リスクのある科を立ち上げたのか?

年の初めに、あらためて自問自答してみます。

まず、美容医療とはいったい何のために存在するのでしょうか?

私は、救急専門医、循環器内科医として、20年以上臨床医療の最前線で働き、何百、何千の患者さんを診てきました。

そこでの医療の目的は、時には病気の治療であったり、時には安心感を与える助言だったり、時には単なる延命であったり、さまざまなものでした。

すべてに共通する目的は、ただ一つ。

「生命と健康をおびやかされることからの解決策」を提供することでした。

人間の欲には「生理的欲求」と「社会的欲求」があります。

前述の医療行為は、「生命を維持する」という生物としての自然な「生理的欲求」を満たす方策です。

反対に、芸術や音楽、ファッションなどは「人間としてより良く生きていきたい」という「社会的欲求」を満たす方策です。

この「社会的欲求」を満たすものが、「生命の維持」に必須か?と言われると、どうでしょうか?

おそらく「なくても何とかなる」ものがほとんどだと思います。

でも、「これのおかげで、ワクワクして気分もアゲアゲだし、生きてて良かった!」と実感するものです。

美容医療もまさにこれです。

生物として生きていくには必須ではないけど、私たちの人生に花を添えてくれる素晴らしいモノの一つです。

社会的生物である私たちは、「生きるためだけに、生きる」存在ではないはずです。

私たちを人間らしくしているのは、より良く生きていきたいという「社会的欲求」なのです。

美しいものを愛で、自分も若く美しくありたい、と願うのはとても人間らしい「社会的欲求」の一つです。
そこに価値を見出し、相応の投資することはとても素晴らしいことだと、私は思います。

美容医療は、贅沢でも浪費でもありません。
極めて文化的な人間らしい行為です。

食べて、飲んで、寝るだけの「生理的欲求」を満たすより、よっぽど人間らしい行為です。

そうだと確信しているからこそ、私はこの分野を研究し、実践し、極めようと思ったのです。

カッコよく、若々しく、はつらつと、自分に自信をもって、背筋を伸ばして生きる術の一つとして、美容医療は存在するのです。

今年も、皆さまの人生を彩るお手伝いをさせてください。
最新、最良の情報をアップデートし、安全な美容医療を提供できるよう精進いたします。

さあ、今年後半には、当院でもいよいよ「ピコレーザー」が導入されます。
現時点で最良のピコレーザーと評価の高い、シネロン&キャンデラ社の「PICOWAY(ピコウエイ)」の採用が決まりました
従来の「Qスイッチレーザー」では成しえなかった治療効果が期待できます。
おそらく、今後は「ピコレーザー」が色素治療と美肌治療の主役となっていくでしょう。

皆さま、楽しみにお待ちください。