ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2021.06.30

マスク老化への対策は、これ!!

7月です。

今年の梅雨は、それほどジメジメ感もなく、蒸しっと暑くもなく、比較的すごし安かったですね。

これからは本格的な夏ですが、まだまだマスク生活が続きそうです。

 

さて前回は、「美容における、マスクの功罪」についてコメントしてみました。

顔半分を隠すことによって「見られる」という刺激がなくなり、どんどん緊張感のない肌になっていく「マスク老化」が、巷のあちこちで見られるようになっている現実があります。

それは、われわれ美容関係者も例外ではありません。

今回は、そのような「マスク老化」についてお悩みの方への解答という形で、皆様にご覧いただきたい症例があります。

お問合せいただいたのは、大阪府泉佐野市にお住いのY様、52歳の女性の方。

「最近、マスクで顔を隠して仕事しているせいか、口から下の筋肉が緩みっぱなしで、なんだかハリもなくなってきました。年齢のせいか、メリハリのない老け顔になっているのが我慢できません。美容皮膚科で勤めているので、綺麗でいたいのですが、なんとかならないでしょうか?」

ふむふむ、50歳を超えるとほぼ確実に、老け顔になっていきます。

自然経過に任せると、かなりヤバい状況なります。

美容皮膚科のスタッフとしてお勤めですと、通常のお顔では患者様に申し訳が立ちません。

常に綺麗にありたいのは、美容関係者だけでなく一般の皆様も同じです。

さて、実際にどのようなお顔立ちなのか、拝見いたしましょう。

 

 

まずは正面から。

老化を感じさせる部分は

①こめかみのボリュームが減って、顔の輪郭が「ひょうたん」のようになっている。

②眉尻が下がっている。

③上唇がうすくなっている。

④口より下(下顔面)のボリュームがなくなり、あごの梅干しジワも目立つ

⑤目元にしわが多い。

 

 

 

改善点が盛りだくさんで大変ですが、ひとつひとつ解決していきましょう。

今回は加齢による局所のボリューム減少が、老化した顔にみられる原因となっております。

そのための、最も早く確実な解決策は、ヒアルロン酸注入です。

下は術後の写真です。

 

今回の注入箇所と効果は

①コメカミのへこみ

⇒上顔面の凸凹感が解消しひょうたん型から卵型の輪郭に近くなり、眉尻も上がる。

②口元、あご先端⇒口元からあご先端にかけてのシワがとれ、すっきりとした印象

③上口唇、仁中⇒スモーカーズラインが目立たなくなり、薄かった上口唇がプリっとなる

合計6本のヒアルロン酸を使用しました。

 

 

 

 

 

 

まだまだ改善点はありますが、それはまた次回に、ということで今回は終了。

 

このように、50歳を超えての脂肪やコラーゲン減少からくる老化には、ボリュームを補うという意味においてヒアルロン酸が一番効果的です。

当院のヒアルロン酸は、厚生労働省認可のアラガン社製です。

厚生労働省認可でない他のヒアルロン酸は品質が劣るのか、と言えばそういうわけでもないのですが、このアラガン社の製品だけで、ほとんどの施術に対応できるので、他のヒアルロン酸を使う必要が今のところありません。

ただし、目元はヒアルロン酸注入よりも、ベビーコラーゲンのほうが良い場合があります。

当院では目元治療の需要が少なく、ヒアルロン酸より1本あたりの単価が高くなるため、しばらく施術をやめておりました。

しかし、どうしてもベビーコラーゲンでないとダメなところもありますので、また施術メニューに加える予定です。

ただし現在ベビーコラーゲンはコロナ禍のためか、アメリカからの入手に2~3か月かかるようのなので、この秋からの再開になりそうです。

 

今回はハイフの話題も書く予定でしたが、それはまた今度。

韓国のトップメーカージェイシス社の考えた「シンデレラハイフ」っていうネーミングは、響きがいいですね。

ダブルミーニングなところもあり、私は結構気に入ってます。

その詳細は次のブログで。

なんだか、コマーシャルの多いテレビ番組みたいに、引っ張ってますね。すみません(汗)