急に寒くなってきました。
このまま夏から初冬ヘ一気に向かうとは思えませんが、先日までの暖かさの変化が激しく、体感は実気温以下ですね。
さて、そのような中、ジャパンメディカルビューティーエクスポに参加するために東京に出かけてきました。
ちょっと大袈裟な名前ですが、東京駅ちかくのビルのワンフロアで開催されるこぢんまりした勉強会みたいなもんです。
20社弱の協賛企業が機器や美容商材を展示しておりました。
演者は、美容皮膚科の世界では名の知れた方々ばかり。
今回の注目商品は、
①エレクトロポレーションのデバイス「メソナ-J」
②薄毛治療薬としての「エクソソーム」
③新しいヒアルロン酸「CGスタイラー600」
でした。
まず、「メソナーJ」
イオン導入よりも高い導入効果があり!と以前からその理論は注目されていましたが、その理論通りに働いてくれる信頼性の高いマシンが、コレ。
株式会社セレーネメディカルさんが取り扱ってます。
以前はメソアクティスというネーミングでしたが、その進化版です。
日本の有名医療機器製造メーカー、ウシオ電機製が作っているので、「Japan」の「J」が末尾に着くそうです。
エレクトロポレーションとは、ざっくりいうと、
電流流して、細胞間に隙間が開く事を利用してビタミンCやトラネキサム酸を角質もしくはその奥までしっかりと浸透させる技術、という事。
表皮全層まで届かせるには、角質の下にある「顆粒層」を越え、「有棘層」&「基底層」に到達しなければなりませんので、なかなか効率よくとは行かないでしょうが、幾らかは届いているでしょう。
もちろんガッツリ美容成分を入れるのであれば、水光注射やらダーマペンやらポテンツァやらの方が効率いいに決まってますが、コレらの効果は痛み&ダウンタイムとのトレードオフでもあります。
痛みなく、エステに近いお気楽感で受けるには、エレクトロポレーションは最適でしょう。
そのかわり効果発現までには、当然ですが回数がかかります。
ピコトーニングやピコフラクショナルとの合わせ技で相乗効果を狙うのも良いかも。
ええと、機器のお値段は、、、
諭吉が300人(!)
まあ、医療用機器なので、妥当でしょうね。
エステ用とは信頼度が違う。
当院での採用は未定。
さて、次は「育毛用エクソソーム」。
お顔用のエクソソームは、5年前から当院でも採用して、現在もダーマペンやポテンツァを使ってドラッグデリバリーしてますが、育毛用は今回、今泉先生のレクチャーを聞くまでは、あまり興味が沸きませんでした。
「ホンマに生えるんか?」的な懐疑感が強く、この領域には手を出さずにいました。
レクチャーの最後に、「インフォームドコンセントの際に、患者さんに有効率を伝える際に、どうおっしゃってますか?」と今泉先生に問うたところ、「(つるっぱげは無理ですが)毛根が残ってそうな頭皮であれば、ほぼ生えてきます!」と自信に満ち溢れた口調でのお答えを頂きました。
うむむ、多少の盛ってる感はあれど、相当の効果は実感されてそうです。
これは、一度採用してみる価値はありです。
そして最後は、新しいヒアルロン酸「CGスタイラー600」。
なか