ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2015.05.06

ボトックス治療、準備中です。

美容皮膚科部門の施術メニューを拡充するため、現在ボトックスをラインアップに加える準備中です。

ボトックスというと何やら怖いイメージがあるかもしれませんが、実際施術を受けた方に聞けばわかるように、やってみるとそうでもありません。

当院で採用するアラガン社製のボトックス・ビスタは、厚生労働省が認可した安全な品質のボツリヌス製剤です。

ただし、ボトックスビスタを使用するドクターは、アラガン社の定める講習セミナーを受けて修了証をもらわなければ、製剤そのものを正規ルートで購入することができません。

もちろん、この修了証があればいきなりマイスターになれるわけではなく、さらなる知識と経験を必要としますが、しっかりとした理論を身に着けなければ施術に際しトラブルを起こすことになりかねません。

「美容室のように通える美容皮膚科」を目指す当院としては、まず安全性を第一に考えて、無理な施術はしないように心がけます。

アラガン社も同様の考えであり、ボトックスビスタ新規導入に際して、研修担当の専門ドクターを派遣してくださり、具体的な施術についてレクチャーをいただきました。

職員二人の眉間のしわ、おでこのしわ、口角の下垂、目じりの笑いじわ、に対して実際に私が施術をしながらのレクチャーでした。

ポイントは、

①初回はやや少なめの量で施術する。

②施術後2-3日して効果が出始めるが、最大効果がみられるまで2週間を要することもある。

③そのため、効果が十分でないと思われても、2週間は間隔をあけて、再度タッチアップして完成させる

 

ボトックスにせよ、ヒアルロン酸注入治療にせよ、そのうちもとの状態に戻るのですが、これは裏を返せば必ずリセットされるということなので、満足のいく結果にならない場合でも安心だといえます。

ドクターズコスメやレーザー、光治療では十分になくすことのできないしわやたるみに対して、ボトックスとヒアルロン酸で施術していけば、実年齢マイナス10歳も夢ではありません。

 

施術料金については、現在検討中です。

お気軽に、とはいかないまでも、八尾のみなさんに納得して受けて頂ける料金にしたいと思っています。

 

それから、腋の多汗症についてもボトックス治療を始めます。

当院では「パースピレックス」という制汗剤も販売しておりますが、それでも不十分な多汗症の方が対象です。

そろそろ腋の汗が気にかかる季節になってきましたので、お悩みの方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?

気になるけどどうしたら良いのかわからない、美容皮膚科にいくのは敷居が高い、料金も高い、と思われている方も少なくないと思います。

そういった方々のために、当院のような街のコンビニクリニックで気軽に受けて頂けるようにしたいと思っています。

但しそれには、施術のクオリティを担保しなければなりませんので、相応の準備期間が必要です。

もうしばらくお待ちください。

 

夏明けには、新しいレーザー機器を導入する予定で、只今機種選定中です。

今回導入するレーザーが対象とする病変は、、、

①ライムライトでは取り切れなかったシミ

②盛り上がった脂漏性角化症と呼ばれるシミ

③若いころからずっとあるシミ(後天性真皮メラノサイトーシスといわれる、アザの一種)

④トランサミン内服やハイドロキノンで消失しない肝斑(レーザートーニングによる治療)

⑤ピーリング、イオン導入でも改善しないニキビ痕

などです。

 

予算が許せば、

⑥たるみを改善する近赤外線治療器もしくは高周波治療器(RF)

もラインアップに揃えることができれば、皆様のニーズの多くをカバーできるのではないかと思っています。

美容皮膚科部門もどんどん充実していきますので、ご期待ください。