ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2016.09.22

おフランスから「ミルクピール」来日しました。

台風が去った後も、秋雨前線停滞中で、すっきりしませんね。

今日のブログは、そんなもやもやを吹き飛ばす「ミルクピール」のご紹介です。

今までにも乳酸やグリコール酸単独でのピーリングはありました。

ただし、効果が期待できる濃度では皮膚刺激が強すぎて、ダウンタイムが長くなるデメリットがありました。

それを懸念した当院では、美容皮膚科開設当初から「サリチル酸マクロゴールピーリング」を施術メニューに加えて、皮膚刺激が少なく、ダウンタイムほぼ「0(ゼロ)」のピーリングを行ってきました。

「サリチル酸マクロゴールピーリング」は、患者様の皮膚状態に合わせて、塗布後の経過時間(5~10分)の長さを調節し、効果を最大限に出すように工夫しております。

施術を受けられた方からは好評をいただいておりますが、お肌の状態、特に角質の厚さ、肌紋理の不整の程度によっては、もう少しがっつりピーリングしてもよい場合もあります。

このフランスはDERMACEUTIC社(ダーマスーティック社)の「ミルクピール」は、「乳酸」「グリコール酸」そして「サリチル酸」の3つを絶妙に配合して、短時間でより効果的なピーリングを行えるように製品化したものです。

すでに多くのクリニックさんが採用されており、「美ST」などの美容雑誌にも取り上げられているので、ご覧になった方もあるかもしれません。

こちらは「銀座お肌の診療所」さんのHP

こちらは「美ST online」のサイト

まずは自分で試さないと気がすまない性分の私。さっそく取り寄せました。

 

日本語の説明書がついてますので、取り扱いに迷うことはありません。

向かって右の洗顔剤(若干グリコール酸含有。PH4.1です)でまず顔を洗います。

その後、向かって左のピーリング剤(PH1.9で、がっつり酸性です)を、付属の刷毛でささっと塗ります。

この「ささっ」が大切です。

なぜか?

マクロゴールピーリング単独ですと、強さの調整は「分」の単位なので、施術者には時間的な余裕があります。

この「ミルクピール」は、「数十秒」の単位でピーリングの強さの調節する必要があります。

ゆっくり塗っていたら、最初に塗ったところと後から塗ったところに効果(刺激)の差が出てしまいます。

説明書を読むと、平均1分ぐらいで効果は十分ありそうです。

師長の顔には標準の1分間、チャレンジャーである私の顔には2分間、置いてみました。

案の定、師長のお肌は「ツルツルして、いい感じ~」

私のお肌は、「ピリピリして、痛い~」

一番最初に塗った左の頬骨あたりが赤くなりましたので、ちょっとステロイドを塗布して寝ました。

赤くなったのは翌日まで。

その後はフツーの肌になりました。

 

但し、ニキビ跡などで、ごわごわ肌の方は、1分間では物足りないかもしれません。

ある程度強くいかないと、表面を撫でる程度で終わり、ダウンタイムゼロだけど効果もゼロ、なんてことになりかねません。

反応は人それぞれ違いますから、まず1分間から初めて、15~30秒ずつ延ばしていくのがよさそうです。

塗っている間は皮膚の色にほとんど変化がないので、いつ洗い流したらよいのかをその場で判断することが困難です。

回を重ねて徐々に放置時間を延長していくのが安全だと思いました。

(ネット上のサイトでは、「肌の観察がとっても重要!」なんて職人技のように書いてますが、それが可能で有効なのかどうか、私には疑問です・・・)

一回だけで完了する施術ではありませんので、1~2週間おきに6回ぐらい受ければ、満足のいく効果が期待できると思います。

 

他のクリニックさんをみると、なかなかの強気価格ですが、ちょっと高すぎのような気も?

マクロゴール酸ピーリング1回分の料金に、プラス1000円ぐらいで良いのでは?と考えていますが、みなさん、どーでしょうか?

 

しっかりピーリングして、フラーレン+サイトプロMDで皮膚の再生を促せば、毛穴や肌のざらつきとオサラバできるかもしれません。

フランス生まれの「ミルクピール」で、きれいになってお化粧のノリもよくなれば、彼氏も旦那もピックリざんすね。シェーッ!!

 

ラインお友達の何人かの皆様にモニターになっていただき、効果をレポートしてもらいましょう。

では、次回は「ウルセラ」の話題です。お楽しみに。