ターゲットクールでプルリアルシルクを入れたら、驚いた！

先日、美容皮膚科学会後のミニレクチャーでデモ患者としてターゲットクールでプルリアルシルクを肌に入れてもらいました。

皆様ご存知の通り、プルリアルシルクはPN(ポリヌクレオチド）を主成分とした今流行りの「肌育」を目的としたスキンブースターです。

ヒアルロン酸は含まれていないので、皮膚の浅い層にいれても、ボコボコすることはありません。

目の下の浅いシワの改善を目的として入れることが多い製剤です。

PNが皮下に留まり、線維芽細胞を刺激して、コラーゲンやエラスチンを増生し、もちもち肌にしていくわけです。

 

この製剤を、「ターゲットクール」という機器で皮下に入れていくのですが、手打ちの場合や水光注射のような針は一切使いません。

 

「アイス・ニードリング（氷の針）」と呼ばれるキンキンに冷却した炭酸ガスと一緒なった凍った薬液を肌に高速ジェットで吹き付ける導入法で、プルリアルシルクを真皮中層（0.3㎜）あたりまで浸透させます。

そこから微粒子化した薬液が体温で溶けて、真皮深層まで拡散していきます。

 

実際に受けてみましたが、全く痛くありません。

むしろ気持ちが良いくらいです。

術直後から肌がプルンとした感じです。

 

そして効果はこれからジワリと始まります。

 

我々の肌は、時間経過の中で、破壊と修復を繰り返しています。

修復が破壊に追いつかない状態が老化ですが、40代からはこれが顕著になるわけです。

 

コラーゲンやエラスチンも新しいものに入れ替わるのですが、時間と共に減少していきます。

 

我々美容皮膚科は、老化スピードを少しでも遅らせるために、レーザーやRF(ラジオ波)で皮下組織を刺激するわけですが、プルリアルシルクではその刺激をPN(ポリヌクレオチド)が担当してくれます。

 

もちろん、針を使った手打ちが最も効率よくプルリアルシルクを導入できますが、ある程度痛みを我慢しなければならないがデメリットです。

 

8月28日に、当院スタッフにターゲットクールでのデモを受けてもらい、評価してもらう予定です。

 

私の肌には相性よかったですが、さて、彼女たちにはどうでしょうか？