「シカ」ってなに?
GWもあけました。
また忙しい日常が戻ってきましたね。
なかなか定期的な施術に来れない方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも2か月に1回は、レーザーでもRFでもハイフでもなんでもいいですから、表皮から真皮にかけて、熱を入れ込んでコラーゲンを増やしておきましょう。
最近では温熱刺激でHSP(ヒートショックプロテイン)も産生されて、老化を防ぐとの知見もあります。
HSPとは、じんわりと長く熱を加えていると産生されるもので、湯治(温泉に何度もはいって治療すること)の際には大量にみられる修復機能有するタンパクです。
老化とは、細胞が日々壊されていく状況に、新生および修復されるスピードが追い付かない状態ですから、温熱刺激はアンチエイジングにはマストです。
さて、今回のお題は、昨今巷で人気の「シカ」でございます。
そうです、修学旅行や遠足で皆さんも一度は行って触ったことがありますよね。
ほんと、シカせんべいもってると無限に寄ってこられるので、もう大変ですよね。
奈良公園に行くと、あたりは「野良シカ」状態で、一匹ぐらい車のトランクに積み込んで持って帰ってジビエ料理にしても、誰も分からんぐらいです。
そんなシカの○○からの抽出成分をコスメにして売ったところ、奈良あたりでは人気急上昇中、、、、
、、、、な、わけない!!
本当は「シカ」➡CICAでございます。
CICA=「Centerlla asiateca (センテラ アジアティカ)」というハーブの名前から生まれた、理解に苦しむ略語です。(諸説あり)
「センテラ アジアティカ」の日本名は「ツボクサ」
抽出される主成分は、「マデカソシド」と呼ばれるもので、抗酸化・抗炎症作用があります。
シミ、くすみ、しわ、赤み、ニキビなどに適応ありです。
ディオールも「シカバーム」というクリームをだしてますね。
なかなか、注目の成分です。
日本では主に韓国コスメとして、人気を博している感じです。
そんなCICA製品を当院では、すでに昨年から採用しております。
とは言っても、販売しているというよりも、施術後の鎮静にサービスとして提供しております。
一つは、これ「モデリングマスク CICA B5」
主に炭酸ガスフラクショナルレーザー後の鎮静に使用するゲル状のパックマスクです。
二つに分けられている物資を混ぜ混ぜしますと、不思議!
時間経過とともに固まってスライム状になりますので、固まらないうちにパパっとお顔に塗って20分。
乗せた感じは、超ひんやりです。
エコツーを受けた方に効くと、「とってもいいいっ」そうです。
うちの娘は、ニキビ治療に使ってます。
ネット上では、一枚3,300円(!)で売っとりました。
これを惜しげもなく、追加料金もいただくこともなく、通常施術に加えてしまうところが、私の男気でございます。
さらに、レーザー系の治療後には、CICAにプラスしてPDRNを加えたパック「PDRN CICA」という、何の工夫もないネーミングがそのまんまのパックを、これまたサービスで使っております。
こちらは、シート状になっておりまして、簡単にパパっとのせて15分程度待ちます。
PDRNとは、「ポリデオキシリボヌクレオチド」の略です。舌かみそう。。。
PDRNは、組織再生活性剤、成長因子自己活性剤と言われております。
PDRNの製剤としては、「サーモン注射」が有名ですが、パックに含まれているPDRNは、そんな製剤ほどガッツリは入っていないでしょう。
それでも、週1~2回ぐらい使えば、効果が期待できそうです。
こちらもネット上では、3,300円で販売されておりました。
https://w-clinic.shop/shopdetail/000000000831/
「こんなにエエもん、サービスでつけて、大丈夫か!?」と言われそうですが、大丈夫なんです。
私の情熱と後先考えないサービス精神があれば、大丈夫なんです。
もちろん、院内で販売も致します。
「PDRN CICA」パック 1枚2,200円(税込)
(モデリングマスクB5は施術用のみなので、申し訳ないですが、販売はございません。)
実は、これも在庫あります。まだ値段決めてませんが、また決まり次第ブログに載せます。それでは、また。
GW明けは、夏に向けて肌とボディのメインテナンスを!!
GWはどこもかしこも人・ひと・ヒトで、大賑わいです。
昨年の閑散とした光景は幻だったかのように、街はほぼ正常化しております。
円安だけあって国内観光は盛況なようですが、それでも国際線の搭乗率も昨年の4倍とのことですね。
コロナ、コロナと言いながら、早2年以上が経過しました。
おそらく、来年は正常化した日常がなんの違和感もなくやってくるでしょう。
海外では現時点においても、マスクは限られた場所でしか着用義務なしとのことですし、おそらく日本もそうなるでしょう。
・・・・となると、そろそろマスクで隠されてきたお顔の露出場面が増えます。
友人、知人、会社の上司・同僚と食事の機会も増えるでしょうし、もうそろそろ「マスクで隠せるからいいや」の意識は捨てておかないとダメでしょうね。
シミとシワをマスクで隠せるのも、あと1年ぐらいでしょう。
長いマスク生活と確実に進行する老化のせいで、たるったるっになった下顔面は、自宅の鏡で見た時、ちょっと「ヤバい」かもしれません。
シミのレーザー治療は、できれば9月以降がベストですが、全体的な肌のくすみや小じわは、早期に開始するのがベターです。
何からはじめたら、わからない方は、
①フォト治療(当院ではSR)・・・・美白、肌のハリ感アップ
②ロングパルスヤグレーザー(当院ではデュアルピール)・・・・美白、肌のハリ感アップ
③RF(高周波)(当院ではインフィニ・ハイブリッド)・・・・たるみ改善、小顔効果
が、受けやすい治療になります。
そして、何よりも普段のケアも大切です。
個人的にアンチエイジングにマストなアイテムは、「ヒト幹細胞エキス含有コスメ」です。
レチノール(ビタミンA)も大切ですが、日々エイジングが進む肌をきれいにキープするには、修復機能を発揮する「ヒト幹細胞エキス含有コスメ」が欠かせません。
当院では、「サイトプロMD」というアメリカ製コスメを扱っております。
結構なお値段のため、大々的に宣伝はしていないので、知る人ぞ知るコスメになっておりますが、私自身はもう5年ぐらい使っています。
そこに、ゼオスキンのデイリーPDを連日加えて、ときどきWテクスチャーリペアを入れております。
最近、自らには施術ができていないため、車の運転中紫外線のあたる右コメカミに薄いシミができ始めているので、ハイドロキノン含有のミラミンなども加えていく予定です。
レチノールやハイドロキノンで赤くなってしまう方は、美白にはトラネキサム酸やビタミンC含有コスメが代用できます。
そんな方こそ、先述の「ヒト幹細胞エキス含有コスメ:サイトプロMD」がお勧めです。
美容施術とデイリーケアは、車の両輪です。
両方をバランスよく取り入れることで、周りとは違う素晴らしい肌を手に入れることができます。
お値段は、①セラム&②アクセルレイターで、30,000円(税別)です。約2か月分。
そして、お顔とお金に余裕のある方は、ボディケアも忘れずに。
私も、そろそろエムスカルプト&ヴァンキッシュMEを受けなくては。
ゴルフもやり始めたので、腹直筋を含めたインナーマッスルと鍛えるのに、エムスカルプトは最適です。
この5月から大幅にお値段を改訂しました。
8回コースなら、1回2万円(税別)でお受けいただけます。
まずは、お試し10,000円(税別)で、エムスカルプトとは何たるものなのか、ご体感いただきたいと思います。
ゼオスキンヘルス、基本の「キ」
緊急事態宣言も解除された11月3日の休日は、観光地では久しぶりの賑わいを取り戻していたようですが、この週末は皆様いかがお過ごしでしたか?
今回のブログは、昨今大人気のドクターズコスメ、「ゼオスキンヘルス」について、基本の「キ」をご紹介いたします。
まず最初に覚えて頂きたいのは、ゼオスキンのコンセプトです。
「ビタミンAを主要成分としたコスメにより、肌のアンチエイジングを目指す」
ビタミンAの働きは、次の5つです。
1)光老化から肌を保護
2)コラーゲン、ヒアルロン酸の生成促進によるハリ・保湿力向上、シワの予防
3)ターンオーバー促進によるメラニン排出
4)皮脂分泌の抑制によるニキビ予防
5)表皮細胞の成長促進によるふっくらとした肌質獲得
ヤバいくらい女子達の大好物ばかりですね。
「ビタミンAなくして、美肌なし」と言っても過言ではありません。
もちろん、世の中には「エンビロン」やら「REVISON」やら、いろいろなドクターズコスメがありますので、使用感やコストでお好みでチョイスしてもらってよいのですが、とりあえず使ってみないと自分との相性はわかりません。
では、ゼオスキンヘルスのラインアップの何から使えばよいのでしょうか?という疑問に、お答えいたします。
まず、肌ケアのはじめは、正しい洗顔料のセレクトからです。
ゼオスキンヘルスの洗顔料は、実にこだわりの3種類!
濃いお化粧でなければ、クレンジング剤代用にもなりますので、これ1本でOKです。
①エクスフォリエーティングクレンザー(普通肌~脂性肌) 5,200円(税込5,720円)
ジェル状の基剤に、カプセル化したビタミンEの青いツブツブが入っています。
濃度は薄いですが、サリチル酸も入ってますので、若干のピーリング効果もあります。
泡立てて使うというより、皮膚の上で滑らす感じで皮脂や古い角質を落とすように使います。
「エクスフォリエーティング」とは、まさに「死んだ皮膚細胞の最上部位を顔や身体から落とし除去すること」という意味。
でも、その割には、洗った後にしっかりと潤いを残し、ツッパリ感はみじんもありません。
ゼオスキンの洗顔料の中では、一番の売れ筋商品です。
②ジェントルクレンザー(普通肌) 5,200円(税込5,720円)
その名の通り、やさしさいっぱいで、普通肌の人向けで、とにかく「フツー」です。
サラっとしていますが、意外に泡立ちます。
③ハイドレーティングクレンザー(乾燥肌~普通肌) 5,200円(税込5,720円)
これまた、その名の通り、乾燥しやすい肌の方で、洗顔後のしっとり感をより求めたい方に向いています。
パンテノールとヒアルロン酸が配合されてます。
パンテノールの効果は、「保湿」「抗炎症」「皮膚を滑らかにする」「組織修復促進」などがあり、後述のバランサートナーにも含まれています。
やや脂性肌のわたくしが使った印象では、やはりエクスフォリエーティングクレンザーが一番いいな、と思いました。
ハイドレーティングクレンザーやジェントルクレンザーでは、物足りない感じ。
もちろん乾燥肌~普通肌のかたは、ハイドレーティングやジェントルで良いと思います。
3商品ともたっぷりの200mlですので、朝・夕100円玉くらいの使用で2か月は余裕で持ちます。
とりあえず、手もとに今まで使った洗顔剤がある方は、それをお使いになってもらい、なくなってからゼオスキンのクレンザーをお試しください。
角質が厚い方や、より肌表面のつるつる感を実感したい方には、これ。
④エクスフォリエーティングポリッシュ 7,600円(税込8,360円)
こいつは、非常に細かい砂のような「超微粒子マグネシウム」が含まれています。
目の細かいサンドペーパーで丁寧に角質を研磨するかんじです。40~60秒程度の優しいマッサージでツルツルになります。
週に2~3日ぐらいで十分です。
洗顔で余分な汚れ、古い角質を落としたら、今度はレチノール(ビタミンA)を入れる前の下準備です。
【バランサートナー】6,000円(税込6,600円)
トナーですから、肌のpHを弱酸性に傾けてくれますが、これは持続的な効果があるわけではないので、メインの役割ではありません。
成分および効果は、
ハマメリスエキス:優れた収れん効果。肌やを引き締めてキメを整える効果。ニキビや毛穴の開きなどの改善。
グリコール酸:お肌のピーリング。古い角質をはがれやすく、次に塗る美容液などの浸透性を高める効果。
アラントイン:肌荒れの改善や肌の炎症を鎮めてくれる作用。
ヒアルロン酸Na&ピリドンカルボン酸Na:しっとりとした潤いを保持
パンテノール:保湿、抗炎症、組織修復
使用感は、「スキーッ」とした感じ。エンビロンのトナーほどピリピリ感は強くありません。
私は、ついこの前まで「トナー不要論者」で、まったくトナーを使っていなかったのですが、何の気なしにこの夏から使ってみたところ、これがまた全然肌の状態が良くなってきたので、ちょっとびっくりしました。
トナーおそるべし!
使い方にもよりますが、1本で1か月~2か月ぐらい持ちます。
そして、いよいよメイン。
【デイリーPD】18,600円(税込20,460円)
これはその名のとおり、毎日朝晩に使っていただくクリームになります。
最も優しいビタミンAである「パルミチン酸レチノール」と、ちょっと強めの「レチノール」を微妙な匙加減でブレンドしています。
カプセル化したビタミンEも入っているので、ちょっと手に取って眺めるとクリームのなかに青い粒つぶを見ることができます。
各種ペプチド類(パルミトイルペプチドー1,パルミトイルテトラペプチドー7)が、保湿&皮膚保護、ハリと弾力アップ、シワ予防に働きます。
ミクロコッカス溶解液、シロイヌナズエキスという聞きなれないものも含有されてますが、これらは「紫外線による皮膚細胞DNA損傷を回復」効果があるようです。
ちなみに「PD」とは、「Power Defennce(パワーディフェンス)」の略です。
なんとも頼もしい。
「老化から、私を守ってチョーだい!」ってお願いしたくなりますね。
使用感は、比較的さらっとして、脂性肌の人にはちょうど良い感じ。
贅沢に使いたい人は2プッシュ。
他の化粧品との混合で使いたい人は1プッシュ。
逆に乾燥肌の方は、これだけでは保湿力が足らないので、後述の「RCクリーム」を足すとよいでしょう。
【RCクリーム】13,000円(税込14,300円)
レチノール&パルミチン酸レチノールを含有していますが、濃度はデイリーPDより薄いです。(お値段の差は、レチノール濃度の差です)
保湿力に優れた「スクワラン」「セラミド」「シアバター」をガッツリ含んでますので、乾燥肌の方、冬場の乾燥時期にデイリーPDに加えておくと良いでしょう。
デイリーPDを1プッシュ+RCクリーム一押しぐらいで良いと思います。
ヤナギランエキス、ゴジュユ果実エキスが「抗炎症」「肌の保護」に働きます。
また、ゼオスキン上級者にお勧めの技で、ビタミンA濃度がさらに濃い製品(スキンブライセラム、Wテクスチャーリペア、ARナイトリペア)とRCクリームを混合して、ビタミンAの乾燥刺激を和らげる方法があります。
ちなみに「RC」は「RECOVERY CREME (リカバリークリーム)」の略です。
全て2ヶ月分ぐらいだとお考えください。
10%ポイントも付きますので、消費税分はお得になります。
以上が、ゼオスキンヘルスを使用するにあたり、【基本の「キ」】となる製品の概要です。
さあ、皆さん、ちゃんと覚えましたか!!
期末テストにでますよ!
ほら、田中さん、よそ見しない!!
佐藤さん、早弁しない!!
鈴木さん、目あけて寝ない!!
明日の朝礼で、それぞれの商品の説明をしてもらいますが、徹夜してでも覚えるように!!!
それでは、きりーつ! きおつけー!
また、来週。
美肌への、はじめの一歩!
11月です。
毎度毎度ですが、時間がたつのが早すぎます。
真子さまと小室氏の結婚を機に、「1日=20時間」に変更されたんじゃないかというくらい、日々が過ぎていきます。
一般診療外来は、コロナワクチンとインフルエンザワクチンとその他診療ご希望の方々で、てんやわんやです。
こちらのコンビ写真にビリビリとくる方は、推定年齢50歳以上の美容皮膚科に通院絶対必要な世代の方に違いありません。
減量した軽部アナウンサーと眼鏡かけた竹中直人じゃありませんよ。念のため。
そんな中、比較的美容皮膚科外来は落ち着いております。
空前の「コロナ美容ブーム」も落ち着いてきた感じがあります。
しかしながら、美容はブームで終わってはいけません。
私たちの身体とお肌の老化は、一時のブームではなく、しっかりと毎日着実に進んでいく性質のものです。
止まることはありません。
それに抗して「お肌時計」の針を遅らせるには、絶え間ない日々の美容ルーチンをつづけることが大切です。
「ローマは1日にしてならず」ですし、「老婆にも、1日ではならない」のです。
1日の老化はわずかでも、ほったらかしの日々を重ねることで、徐々に確実に「老化」は形となって容赦なく私たちに現実を突きつけます。
「もう少し進んだら」とか、「ちょっともったいないから」という理由で、後回しにしているうちに「えらいこっちゃ」状態になっている方を私はたくさん見てきました。
月数万の投資で、女性としての喜びが手に入るのなら、コツコツと美容医療を続けてみてはいかがでしょうか?
おそらく、そのくらいの投資で明日のごはんが食べれなくなる状況の方は、そもそも美容になんて興味がなく、このブログさえも読まないでしょう。
このブログを今読んでいる方は、「美しくなりたい」「きれいな肌でいたい」「若々しくいたい」と少なからず思いを強くされている方でしょうから、私はそのような皆様に強く心に刻み込んでもらいたい言葉があります。
「継続は力なり」
シンプルです。
この上なくシンプルです。
でも、真理です。
「ちょっとやってみたけど、効果があまりわからないので、続かない」
40歳以下のお若い方は、それはそれでしばらくは大丈夫です。
ですが、40歳以上で老化のスピードが上がってくる方は、まず初期投資をしっかり行い、自分自身と相性のよい施術を見分ける必要があります。
美容医療も「医療」です。
全てのかたに「100点」をもらえることは、到底あり得ません。
ですから、毎月1回は何らかの美容施術を受け、それを1年から1年半ほど続けてみてください。
何が自分にとって良いのかわかってきます。
もちろん最初から何をやったらいいのかわからない方がいらっしゃると思います。
そのような方へのお勧め施術ベスト5を挙げてみましょう。
第1位:HIFU➡ウルトラセルQ+(シンデレラハイフ)
第2位:RF(高周波)治療➡インフィニ・ハイブリッド
第3位:フォトフェイシャル➡SR(フォト治療+RF)
第4位:ロングパルスYAGレーザー➡ピコトーニング、デュアルピール
第5位:ダーマペン4+成長因子(エクソソームなど)
第1位のHIFUは、もうアンチエイジング美容医療には欠かせないものになってきました。
多かれ少なかれ女子の肌はたるんできますから、HIFUでコラーゲン増生とSMASの引き上げを少しずつ行っておく必要があります。
「たるみはたるみを呼ぶ」という、美容ことわざがあります。
たるみは予防が大切です。
HIFUの元祖といえば、「ウルセラ」です。
当院でもこの5年間、HIFUの主役として頑張ってもらいました。
ですが、今では主役の座を「ウルトラセルQ+」に譲り、倉庫の奥で眠ってもらっています。
やはり、効果はあるけど「痛すぎ」「高すぎ」なのは、否めません。
当院では痛み対策として、静脈麻酔も取り入れておりましたが、施術者側の負担大きいのでこの9月をもって、ウルセラ治療を終了としております。
先端に付けるカートリッジもかなり高額な割には、いまだに不具合発生率が高いので、どうにかならないかとメーカー側にクレームを伝えていましたが、アメリカ製なので「ノープロブレム、ドンマイ、ドンマイ」と言われたら、それで終わりです。改善する気などこれっぽっちもなさそうです。
そして、そのかわり主役に抜擢されたのが、韓国はジェイシス社製「ウルトラセルQプラス」。
当院では9月末まで「初めてのシンデレラハイフ、キャンペーン」を行っておりましたが、そこで使用するHIFU機器がこの「ウルトラセルQプラス」です。
以前のブログでも書きましたが、ウルセラの欠点を改善して、機器の値段も消耗品であるカートリッジの値段も安くしてます。
そのため、施術の値段もウルセラの3分の1ぐらいに抑えることができます。
「痛くないHIFU」として宣伝しているクリニックもありますが、それはパワー調整が幅広く、細かくも設定できるということだけです。
ウルセラ並みのパワー設定にすれば、近い効果を出すこともできますが、それはそれで「痛すぎ」です。
程よく痛み、程よく効果がでて、なによりもこれから先も「続けれらる」気になる、ということが大切です。
美容医療は「継続」ですが、「痛すぎ」「高すぎ」では、多くの方は続けられません。
ウルトラセルQプラスでは、その方の痛みの「閾値」に併せて、我慢できるギリギリのラインでの調整で、最大効果を出すことができます。
一回600ラインで8万円の施術を半年に1回受けてください。
一月にして、14000円ちょっとです。
これを高いと思う方は、残念ですが自然な老化を粛々と受け入れてください。
「他にも使うことがあるから、、、」という方は、それでOK。物事には優先順位があります。
幸いにも、美容医療に投資できる気持ちとお金の余裕のある方は、HIFUを必ず受けてください。
もちろん、お顔立ちによっては引き上がるよりも、「痩せ顔」になってしまうこともありますので、すべての人に同じように施術するわけではありません。そのあたりの問題をクリアするには、理論と実践を身につけたドクターによる施術が望ましいと思います。
というわけで、再度やります!
今度は、初めての方も、何回目かご経験の方も、LINEお友だちであれば、すべての方が対象です。
シンデレラハイフ600ライン 税込88,000円⇒税込66,000円(25%オフ)
12月末までの施術をお受けになることができる方に限ります。
先着20名様限定です。
施術時にLINEで飛んでくるクーポンを受付にご提示ください。
さらに、施術を受けられた方全員に、
来年4月末まで有効で何回でも使える、「ゼオスキンヘルス20%オフクーポン」もプレゼントいたします。
前回、キャンペーン価格を逃した方も、今回はがっちり受けてください。
ゼオスキンヘルスが初めての方も、この機会にトライしてみてください。
第2位から第5位については、またの機会に。
次回は、ゼオスキンについて、初心者の方にもわかりやすく解説いたします。
・・・って、前回も最後に書いてましたね。
すんまそん、トマソン、MAISONdesはヨワネハキ。
(これがわかる人は、10代のJKとも話ができるかも。わからん人は、GOOGLE先生に聞け!!)
娘たちみたいに、綺麗にデコれんわ。
「エコツー」と「ダーマペン4」のどっちがええの?
8月が終わったと思ったら、もう9月の半ばに差し掛かり、じめっとした残暑が残る今日のこの頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
7月、8月は学生さんのニキビ相談が多かった印象がありますが、通年をみても徐々に大人ニキビの相談や「ニキビ痕」の相談が増えております。
活動性ニキビは、思春期~20代前半のニキビと、それ以降のニキビでは成因も治療も異なるのですが、今回はその話は置いておきます。
本日のお題は、「お肌の再生には、エコツーとダーマペン4のどっちがええの?」でございます。
「エコツー」についてちょっとだけ説明いたします。
まず、「エコツー」は、「炭酸ガスフラクショナルレーザー」という機材のカテゴリーに分類されます。
「フラクショナル」という言葉は、直訳すると「小部分の」という意味になります。
つまり「炭酸ガスレーザーのビームを、小さな部分部分に照射する」ということを表しています。
図で見ると、これ。
レーザーのビームが真皮層まで到達して、物理的に組織を破壊され、熱刺激とともに、コラーゲン再生と皮膚のタイトニングが起こります。
表皮も蒸散して削られるので、でこぼことしたニキビ痕には最適な治療と言えます。
またシワや軽度のたるみにも効果がありますので、アンチエイジング目的にも使用できます。
難点としては、熱エネルギーによる炎症後色素沈着によって、若干くすんだ肌になるリスクがあることと、ダウンタイムが4~7日間あることです。
当院では、ダウンタイムを短く、炎症後色素沈着のリスクを低減するための工夫として、
①術後の冷却をしっかりと行い、組織修復をうながすLEDライトを当てる
⓶術後数日は、ステロイド軟膏をしっかり塗る
③トラネキサム酸、ビタミンC、L-システインの内服を継続する。
④成長因子などの組織修復因子をオプションで加える
などを取り入れております。
特に、④の成長因子については、「アムニオジェニックス」、「エクソソーム」、「MPF(ベネブ社)」の3つをご予算に合わせてご用意しております。
次に、ダーマペン4について。
最近は、インスタグラムやYouTubeでの露出度の多さもあって、大人気の施術です。
原理としては、表皮から真皮にかけて微小な孔をあけて組織をいったん破壊したのち、その修復する力を利用して効果を発揮させます。
先端から出るハリの長さを調整することで、治療の強さを変えることができるのが特徴ですが、その分施術者によって効果にばらつきが出ることがあります。
メリットは、熱エネルギーを使わないので、フラクショナルレーザーで起こるような炎症後色素沈着によるくすみなどは、まず発生しないことです。
ダウンタイムもほとんどの方が1日、長くても3日ぐらいですから、ストレスが軽くて済みます。
またダーマペンで開けられた孔を通して、様々な薬剤(成長因子、PCLなど)を真皮層まで運び、コラーゲン産生をより促すことができます。
ただし、デメリットもあります。
若い年齢層の方や、肌の病状がそれほど重くない方は、それほどアグレッシブに施術しなくても、効果を実感できるとは思いますが、年齢が上の方や、肌の病状が重い(強いニキビ痕など)方などは、アグレッシブな施術+成長因子をつかわなければ、期待した効果が得られ場合があります。
それでは、「エコツー」と「ダーマペン」とどちらが良いのでしょうか?
最終的には、患者様のお肌の状況と、本人が望む効果や、ダウンタイムを許容できるか、などの複数因子を考慮しなければ比較できません。
ざっくりと言ってしまうのならば、
①見るからに表皮が厚く、でこぼこした肌の方は、エコツー。
⓶長いダウンタイムが許容できない方、成長因子などのオプションを選択できる余裕のある方は、ダーマペン。
ただし、どちらの施術も1回だけで効果は全く分かりません。
最低5回は必要です。
しっかり効果を実感したいなら、10回ぐらいは続けて頂くのがベストです。
施術との相性もありますので、ダーマペン4で効果を実感できなればエコツーを、エコツーで効果がない場合はダーマペン4をお勧めすることもあります。
綺麗な肌をつくるには、効果的な施術はもちろん、効果発現確率の高いコスメで日々のケアをすることも必要です。
ドクターズコスメとしては、「ゼオスキン」「エンビロン」に代表される「レチノール(ビタミンA)」を含有するものは、必須と言えましょう。
さらに余裕があれば、「ヒト幹細胞培養液エキス」を配合されたコスメを加えるとかなりの効果が期待できます。
世の中には、「オーガニック」などを謳ったコスメが氾濫しており、いわゆる「コスメ難民」を生み出している元凶になっているようにも見えます。
科学的に効果を実証されたドクターズコスメを1年間続けてみることは、無断な投資ではないと思います。
次回は、最近ユーザーがうなぎのぼりに増えている「ゼオスキンヘルス」について、基本的なことからご紹介しようかと思います。
第39回日本美容皮膚科学会に参加してきました
7月も終わり8月突入し、暑さもピークに達しております。
この土日に京都で開催された第39回日本美容皮膚科学会に参加してきました。
恐らく殆どの関係者は、新型コロナワクチンを打っているはずですが、ここはアメリカではなく日本なので、しっかりとした感染対策にぬかりはありません。
個人的には「ワクチン接種済みパスポート」を首からぶら下げて歩きたいところですが、、、
今回は師長さんも参加してお勉強してもらいました。
京都国際会館は芸術的な建物です。無駄に広い空間も、芸術には必要です。
ピコウェイとコア(炭酸ガスレーザー)でお世話になっているシネロン キャンデラのブースです。
何故か「キャンデラ」だけのロゴ表示(?)
今回参加の目的の一つは、これ。
PRP療法(多血小板血漿療法)にとって変わると評判の、「ACRS療法」について学ぶこと。
この「ACRS療法」とは、簡単に言いますと、自分の血液を採取して、その中にある「サイトカイン」だけを抽出して自分の肌に打ち込む方法です。
Autologous Cytokine Rich Serum(自己血サイトカインリッチ血清)の頭文字を取って、「ACRS」
PRP療法は治療部位に自己血から抽出した血小板を多く含む血清をそのまま注入します。
そして血小板が引き起こす創傷治癒の過程を人為的に作ることで、成長因子やサイトカインを活性化させ治療効果を発揮させます。
「ARCS療法」は、採血をした血液中の血小板を特殊な方法で処理し、成長因子やサイトカインを徹底的に放出させた後、血小板を含む細胞を全て除いた血清を用います。当然ながら、成長因子やサイトカインはPRPに比べ、かなり濃くなり、細胞成分を除去することで、不必要な炎症反応を避けることができます。
その結果、ARCS療法は、PRPに比べて圧倒的に「腫れが少なく」「効果が高く」なります。
デメリットといえば、処理に3時間かかるので、採血の日と施術の日を別にする必要があるのと、費用がPRPより高くなる事でしょう。
8月中に当院でデモを行い、よければ採用とする予定です。
もっと詳細を知りたい方は、麗ビューティクリニックの居原田麗先生のブログへGo!
(麗先生、会場でもお見かけしましたが、相変わらずのオーラでした。)
オーラといえば、18時からの特別講演では、藤原紀香さんのトークショーが開催されました。
171cmの長身をスリット入りの真っ赤なロングドレスに包んで、颯爽と登壇された時には、強烈なオーラを感じました。
当日のドレスをご自身のインスタにアップされてました。
この投稿をInstagramで見る
やっぱりゲーノージンは凄いなぁ。
そして、1日目は、あっという間に終わり。
夜は会場お隣のプリンスホテルに宿泊です。
夜は美味しいお食事を、アクリル板に囲まれていただきました。
次回は学会2日目のレポートです。
シンデレラハイフって何???
おまたせしました。
おまたせしすぎたかもしれません。
平成最後のマルチプレイドクター、なんでもやります、溝口です。
いよいよ今回は、「シンデレラハイフ」についてのブログです。
HIFU(ハイフ)という言葉が徐々に市民権を得てきておりますのは、皆様ご存知の通り。
どう考えても「リフトアップ、いらんやろ」と思える20代女子たちも、「ハイフやりたい!」と声高に叫んでおります。
HIFU(High Intensity Fofused Ultrasound:高密度焦点式超音波)の詳細は、いろいろな先生がYOU TUBEで解説してますので、ここで詳細の説明は致しません。(知りたい方はこちら➡ドラゴン細井先生の解説)
当院にはHIFUマシンとしては、①ウルセラ、②ウルトラセルQプラス、の2台があります。
ウルセラはHIFUマシンの元祖と呼ばれるもので、発売から10年以上が経過しておりますが、その効果をいまだ超えるマシンがないのも事実で、根強いファンの方が多くいらっしゃいます。
ですが、ハイパワーゆえに施術時の痛みがハンパないので、当院ではほぼ全例、静脈麻酔下で行っております。
このウルセラの成功に、「柳の下のドジョウ」を捕まえる如く群がったのが韓国のレーザーメーカー達です。
これまでに数々のジェネリックマシンが世に送り出されております。
日本では、ウルトラセルQプラス、ダブロゴールド、ソノクイーン、ウルトラフォーマーⅢがその名を知られることになりました。
このうち、「ウルトラセルQプラス」は、最も日本国内で販売台数が多く、最もメジャーな存在になっております。
(裏話ですが、このウルトラセルQプラスを販売しているジェイシスという会社の社長夫人は、日本の方です。そのため日本には特別価格で販売したそうです。トリビア~)
元祖HIFUのウルセラに比べ、低価格の器機代金と消耗品であるため、施術代金そのものを安くして提供できるのが最大のメリットです。
当院でも、ウルトラセルQプラスはウルセラの半分以下の価格で提供しております。(600ラインで税抜き80,000円)
ウルセラにないメリットはもう一つあります。
それは「細かいパワー調整が可能で、受ける側の我慢できるギリギリの強さで施術ができる」ことです。
残念なことにウルセラは4段階しかパワー調整ができず、しかもマックス以下のパワーで施術すると効果が出にくいのです。
(そのため、痛みに弱い人はしらふでウルセラを受けると拷問級の仕打ちを受けることになります。)
そうなると今、巷で圧倒的に支持されるのは、おのずとウルトラセルQプラスになっていきます。
値段と痛みの障壁を取っ払い、お気軽にHIFUを受けることができる時代になったのは、ウルトラセルQプラスのおかげであります。
しかし、ここには大きな落とし穴が一つ。
それは「痛くないHIFU」としてご紹介しているクリニック様がいらっしゃることです。
基本的に「痛くないHIFU」は、重力に反して皮下組織をリフトアップするほどの組織変性を起こさせません。
あるドクターがYOUTUBEで、「当院のHIFUは、以前の機種(ウルセラのこと?)と比較して、痛みがなく、皮下の組織に火傷をつくることなく、熱でケミカルメディエーターを発生させて、引き締めます」と言っておりましたが、まさしくこれは「引き締め(タイトニング)」であって、「引き上げ(リフトアップ)」ではありません。
痛みのない程度の熱を皮下組織に加えることでも、脂肪細胞を破壊し、線維芽細胞を刺激してエラスチンやコラーゲン増生が期待できますので、いわゆる「引き締め(タイトニング)」はできると思います。(なので、緩いハイフは3か月おきの施術が必要ということになります。結局年間コストかかります。)
ただし、その程度では「引き上げ(リフトアップ)」の効果は限定的です。
20代から40代前半の方で、たるみが少なく、若干脂肪の多い方に「痛みのきわめて少ないHIFU」を行うと、リフトアップというよりもタイトニング効果が現れ、スッキリした感じになっているのだと思います。
それはそれでよいのですが、タイトニングよりも本気でリフトアップを狙うには、皮下組織をしっかり焼灼して縮めていかないと効果は出ません。
ですから、当院では「痛みの極めて少ないHIFU」ではなく、「痛みを我慢できるギリギリのところまで照射して、高いリフトアップ効果をねらっていくHIFU」を目指しております。
という理由で、4.5㎜のカートリッジでは、メーカー推奨よりも1.5倍のパワーからスタートしております。
もちろん、痛みの程度をお聞きしながら、私が微調整しながら照射しておりますので、ご安心ください。
そして、リフトアップでなく、タイトニングや脂肪減少をご希望の方には、痛みのほとんどない「インフィニ・ハイブリッド」や「ウルトラセルQプラス・リニアファーム」をお勧めしております。
最近ジェイシス社は、さらなるHIFU普及を目指して、この「ウルトラセルQプラス」というネーミングをちょっと変更して、
「シンデレラハイフ」
と名付け、ドカーンとキャンペーンを始めております。
うん、こちらの方が覚えやすいですね。
この「シンデレラハイフ」には、ダブルミーニングがあると思ってます。
一つは、「シンデレラのように、綺麗に美しい顔と身体をパッとお創りいたします」というメッセージ。
もう一つは「シンデレラのように、最初はひどい仕打ち(痛み)を受けても、最終的にはきれいに幸せにいたします」というメッセージ。
「ウルセラは痛すぎ、高すぎで受けるがしない、でもちょっと痛みを我慢して、綺麗になれるなら、私、頑張る!!」と思える方、お待ちしております。
もちろん、他院様と同じように、「タイトニングでもよいから弱めにして下さい」という方も、遠慮なくお越しください。ご希望にあわせて、施術いたします。
それでは、皆様、お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。
「初めてのハイフ」キャンペーンやります!!(~9月30日までの施術分まで)
初めて当院で「シンデレラハイフ(ウルトラセルQプラス)」を受ける方限定です。
通常、600ライン80,000円のところ、20%オフの64,000円(税抜)、400ライン60,000円のところ、20%オフの48,000円(税抜)
(注:クリニックポイント、LINEポイントは使用不可です。10%ポイント付与もございません)
皆様、お電話お待ちしております。
マスク老化への対策は、これ!!
7月です。
今年の梅雨は、それほどジメジメ感もなく、蒸しっと暑くもなく、比較的すごし安かったですね。
これからは本格的な夏ですが、まだまだマスク生活が続きそうです。
さて前回は、「美容における、マスクの功罪」についてコメントしてみました。
顔半分を隠すことによって「見られる」という刺激がなくなり、どんどん緊張感のない肌になっていく「マスク老化」が、巷のあちこちで見られるようになっている現実があります。
それは、われわれ美容関係者も例外ではありません。
今回は、そのような「マスク老化」についてお悩みの方への解答という形で、皆様にご覧いただきたい症例があります。
お問合せいただいたのは、大阪府泉佐野市にお住いのY様、52歳の女性の方。
「最近、マスクで顔を隠して仕事しているせいか、口から下の筋肉が緩みっぱなしで、なんだかハリもなくなってきました。年齢のせいか、メリハリのない老け顔になっているのが我慢できません。美容皮膚科で勤めているので、綺麗でいたいのですが、なんとかならないでしょうか?」
ふむふむ、50歳を超えるとほぼ確実に、老け顔になっていきます。
自然経過に任せると、かなりヤバい状況なります。
美容皮膚科のスタッフとしてお勤めですと、通常のお顔では患者様に申し訳が立ちません。
常に綺麗にありたいのは、美容関係者だけでなく一般の皆様も同じです。
さて、実際にどのようなお顔立ちなのか、拝見いたしましょう。
まずは正面から。
老化を感じさせる部分は
①こめかみのボリュームが減って、顔の輪郭が「ひょうたん」のようになっている。
②眉尻が下がっている。
③上唇がうすくなっている。
④口より下(下顔面)のボリュームがなくなり、あごの梅干しジワも目立つ
⑤目元にしわが多い。
改善点が盛りだくさんで大変ですが、ひとつひとつ解決していきましょう。
今回は加齢による局所のボリューム減少が、老化した顔にみられる原因となっております。
そのための、最も早く確実な解決策は、ヒアルロン酸注入です。
下は術後の写真です。
今回の注入箇所と効果は
①コメカミのへこみ
⇒上顔面の凸凹感が解消しひょうたん型から卵型の輪郭に近くなり、眉尻も上がる。
②口元、あご先端⇒口元からあご先端にかけてのシワがとれ、すっきりとした印象
③上口唇、仁中⇒スモーカーズラインが目立たなくなり、薄かった上口唇がプリっとなる
合計6本のヒアルロン酸を使用しました。
まだまだ改善点はありますが、それはまた次回に、ということで今回は終了。
このように、50歳を超えての脂肪やコラーゲン減少からくる老化には、ボリュームを補うという意味においてヒアルロン酸が一番効果的です。
当院のヒアルロン酸は、厚生労働省認可のアラガン社製です。
厚生労働省認可でない他のヒアルロン酸は品質が劣るのか、と言えばそういうわけでもないのですが、このアラガン社の製品だけで、ほとんどの施術に対応できるので、他のヒアルロン酸を使う必要が今のところありません。
ただし、目元はヒアルロン酸注入よりも、ベビーコラーゲンのほうが良い場合があります。
当院では目元治療の需要が少なく、ヒアルロン酸より1本あたりの単価が高くなるため、しばらく施術をやめておりました。
しかし、どうしてもベビーコラーゲンでないとダメなところもありますので、また施術メニューに加える予定です。
ただし現在ベビーコラーゲンはコロナ禍のためか、アメリカからの入手に2~3か月かかるようのなので、この秋からの再開になりそうです。
今回はハイフの話題も書く予定でしたが、それはまた今度。
韓国のトップメーカージェイシス社の考えた「シンデレラハイフ」っていうネーミングは、響きがいいですね。
ダブルミーニングなところもあり、私は結構気に入ってます。
その詳細は次のブログで。
なんだか、コマーシャルの多いテレビ番組みたいに、引っ張ってますね。すみません(汗)
1年ぶりのブログ投稿です。
久しぶりのブログ投稿です。
なんと1年間、ブログを一切書きませんでした。
いつもブログを書くときは「文章の神が、天から舞い降りてくる」ような感じで、ドバーッと言葉が頭の中に湧いてくるのですが、この1年間は全くスイッチが入らずじまいでした。
昨年4月の緊急事態宣言が影響したのは事実です。
世の中の動きが、急にストップすると同時に、
ひたすら前へ前へ進んでいた自分に、「少しペースダウンしたら、どや?」ともう一人の自分が背中から声をかけてきた感じです。
一般診療の患者様は一時的にぐっと減り、インフルエンザも流行らずでしたが、有難いことに美容医療にいらっしゃる方はそれほど減らずで今に至っております。
美容医療にとって、マスク生活の恩恵は甚大なものがあります。
ダウンタイムをあまり気にしなくともよいので、侵襲のある治療をガッツリやることができます。
シミのレーザー治療をご希望される方も格段に増えました。
ただし、マスクには、「功」もあれば「罪」もあります。
マスクでご自身のお顔のコンプレックスを隠すことができるので、そのまま放置プレイにされている方いらっしゃいます。
(。。。というか、放置の方が大多数ですが、、、、)
特に、頬より下の「中顔面、下顔面」と呼ばれる部分は、一番年齢を感じさせる部分です。
この部分を隠して、上顔面だけを露出していると、結構「若く、きれいに」みられることが多いのは、皆様お気づきでしょう。
新型コロナのおかげ(?!)で、いわゆる「マスク美人」が巷には大量増殖しております(笑)が、この現象も時限的なもの。
恐ろしいのは、コロナ禍が過ぎ去り、世間がマスクなしで過ごせるようになってからです。
マスクの下で知らぬまに老化の進んだその顔は、まさに令和の「浦島太郎」状態!!
うーん、恐ろしすぎます。
そして、美容皮膚科に来るほとんどの方が、「即効性」を期待されるのですが、残念ながら、1,2度のレーザー施術で大きな変化は起こりません。
即効性を期待するなら、スレッドリフトやヒアルロン酸を選択するしかないのですが、皆さん「やったかどうか、わからんようにして」と結構難しいリクエストをくださいます(笑)
肌のテクスチャーを変えるには、時間と費用が掛かり、さらには施術との相性があることを理解いただく必要があります。
最短でも半年、できれば1年以上続けてもらい、振り返っての効果を実感してもらいたいのです。
美容は一時のブームで終わらせてはいけません。
健康維持のトレーニングと同じであると考え、長く継続していくものです。
もちろん、老化に完全勝利することは不可能です。
40歳の肌を60歳で全く同じ状態のまま維持することはできません。
但し、60歳になったとき、「なんか、○○さんて、きれい。60歳にみえない」と言わせることは100%確実にできます。
それを実現するためは、自宅で無印良品のコスメを浴びるように塗っていても、到底無理です。
(ごくまれに、お肌ノーケアでもきれいな方がいますが、一般的なことではありません)
然るべき時間とコストをかけて、自分を磨くのです。
自分を磨くために若者は旅にでますが、美意識の高い女子&男子は、35歳をこえたら美容皮膚科に行って磨いてもらってください。
自分自身にあった美容医療はきっと見つかります。
そして、心折れることなく「続ける」ことが一番大事。
老化していくのは、途中であきらめ、やめるからです。
あきらめず、コツコツと続けていると、必ずや成果が見えてくるのです。
きよし師匠も言ってます。「小さな事から、コツコツと」
さて、緊急事態宣言がでそうですが、美容女子(&男子)は、負けるな!!くじけるな!!
今年は、いろいろとキャンペーンもぶちまけても良いかなと思っています。
乞うご期待。
次回は、「シンデレラハイフ」について。
では、また。
皆様、長らくお待たせしました。美容皮膚科外来、再開します。
とうとう緊急事態宣言が解除されました。
ある程度予想されたものでありますが、なんとなく気持ちが楽になりますね。
私の住む地域は、4月半ば以来、新規の感染者はカウントされておらず、すでにローカル的には早々に緊急事態宣言解除可能なレベルでしたが、皆キチンとマスクと手洗いは続けておりました。
先日5月23日には、家族で久しぶりの外食を楽しむことができました。
自宅から徒歩3分くらいの小さなレストランですが、お客さんの入場制限をかける配慮の中、私たち家族は壁際のソファ席でくつろいで食事を楽しむことができました。
「この状態の営業は、経営的には大変やろな~(他人事ではないのですが・・・)」と思いながら、せめてものお店の利益アップにつながればとと思い、めいっぱいオーダーして、お腹いっぱい食べさせていただきました。
私は、いつも家族やスタッフにこう言います。
「コロナは、『正しく、怖がりましょう』」
感染の第2波はおそらく来るでしょうから、被害を最小限にするためにも、手洗い・うがいなどの取るべき行動はとる必要があります。
しかし、過剰な恐怖で委縮しすぎることは、社会生活を送る上でのマイナス面がかなり大きいことに、気づかなければなりません。
先日、一般診療外来に「睡眠剤を飲んでいるのに、眠れなくなった」と訴えてきた患者さんから、「この1か月、家族以外で話をじっくりできたのは、先生ぐらいです」と、言われました。
どうやらこの患者さんは、今まで飲んでいた睡眠剤が効かなくなるほど、メンタル面に圧がかかってきたようです。
人間は、「社会性の強い動物」と言われます。
本来は、社会とのかかわりあいの中で、楽しみも悲しみも感じながら生きていくのが自然なのでしょう。
インターネットのバーチャル空間の中だけでは、満足できない人は多いのではないかと、このコロナの自粛期間の中で思いました。
さて、明日から、美容皮膚科外来が再開となります。
突然の休診となり、ご予約を変更していただいた皆様に、多大なご迷惑をおかけいたしましたことをお詫びいたします。
明日から、気分も一新、また自分磨きを楽しみましょう!!
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